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コラム・弁護士

 
   

インクも凍る! 極寒の信州松本支部探検

鈴木 周

2016年1月

弁護士 ・ 鈴木 周

私の手許に、2004年に刊行され、私を含めたごく一部の弁護士に衝撃を与えた、阿曽山大噴火氏の名著「裁判大噴火」がある。ほぼ全てが東京地裁の傍聴話だが、一つだけ、サイパン旅行ならぬ「サイバン旅行」と銘打った小編があり、それが信州松本支部であった。そこでは松本支部の法廷傍聴だけではなく、おそらく全国でただ一つであろう、司法博物館の見聞録が記されており、私は当時「ホー、へー。面白そう、いつか行ってみたいな。だけどなかなか松本支部に行く機会ないな。」と思ったものだった。

そうしたら、割とすぐに、松本にほど近い名門白骨温泉で、お湯が透明になってしまった旅館が「これじゃ白骨じゃなくなっちゃう…。」と入浴剤を混ぜていたことが判明し、大変なニュースとなった。私は「ほう、それはいい。いっちょ見物に行こう。」と思いたち、早速女房を連れて駆けつけたところ、案の定旅館はガラガラで女将も職員も熱烈歓迎してくれ、実に快適であった。お湯もよかった。で、その帰りに、松本インターまで戻って来たついでに司法博物館に行こうと思い、国道沿いの「司法博物館ココ入る→」みたいな看板に従って入って行ったはいいが、一向に博物館に着かず、しばらくウロウロしても高校だか中学に突き当たるばかりでラチがあかなかったので、「んモウ! 帰る!」と、結局寄らずに東京に帰ってきてしまったことがあった。そんなこともあって、以来、松本の司法博物館は私の中で静かに光を放ち続けていたのであった。

所変わって、2015年12月7日、例によって新宿西口小田急ハルク地下のビアレストラン「ミュンヘン」において、次の探検先の打ち合わせ会議が持たれた。昨年の冬に長岡雪中行軍を供にした阿曽山大噴火氏、西岡毅氏、山本純一氏の各隊員が集まり、例によって1リットルの巨大ジョッキ(デカすぎてコースターの意味なし)とモツの野菜炒め(辛いが大変美味しい)が届いたところで、隊長である私から隊員たちに松本行の概要が告げられた。

 

次はね、長野地裁の松本支部に行こうと思うんだ。それも真冬に。
前回は、「暖かくて温泉のあるところがいい」と言ってましたが。
うん。もう事前に告知するのはやめような。
トホホ…。それでなんで松本なんですか。
こないだ長野の弁護士会から、「北尾トロさんにインタビューしたいので、お話をつないで下さい。」って依頼があって、なんでかなと思ったらトロさんは今松本に住んでいるんだね。それで連絡したら、「私も司法博物館は行ったことないから来るなら一緒に行きましょう。」ということになったんだ。
なるほど。確かに司法博物館面白いかも。
そう、これまでなんとなく、「正座させて石抱かせてギャー」とか、「トゲトゲついた棺桶に入れてバタン」とか、そういう西伊豆チックなものを想像していたんだが、これが全然違って、松本支部の旧庁舎をそのまま移転したマジメなものだったよ。旧少年刑務所も併設されてるんだ。
私の本ちゃんと読んで下さいよ…。全部書いてあるでしょう。
すんません。あんまり昔のことなんで忘れました。あと今回は予断持たないように読まないで行きます。
いつ頃行くんですか。
探検隊だからな。一番寒い1月終わりに行こう。タイトルは、「インクも凍る! 信州松本支部探検」だな。
なんですか、インクって。
実は北杜夫さんが、多分疎開してたんだと思うんだけど、旧制松本高校の出身なんだ。それで、「どくとるマンボウ青春記」の中に、「信州では何もかも凍る。インクも凍る。」っていうフレーズが出てきて、ずっと「ヒョエー、松本ではインクが凍るのか…。」と気になっていたんだ。
インクって一体何度で凍るんでしょうね。
いろいろ調べても氷点の明確なデータがなかったんだが、とりあえず−15度位なら凍るらしいぞ。室内が−15度になるんだから、エライこっちゃ。
ま、今年は暖冬ですからね。そこまでのことはないでしょうけどね。
それでさっきスケジュールを組んでみたんだけど、松本行のあずさ号は、なんと2時間半もかかるのね。帰りのことを考えると、大変タイトな旅程になるな。
むしろ長野まで新幹線で行って南下した方が早いんじゃないですか。本数もありそうだし。
そんなのはダメだ! オレみたいに昭和の時代に上京した人間は、本屋と言えば紀伊国屋、信州と言えばあずさ2号なんだ! もっとも今はあずさ2号は上りの東京行になったらしいがな、フフフ。
なんですか、そりゃ。
予定をざっと説明すると、朝10時頃に新宿に集合してあずさに乗って、12時半に松本着。そこからタクシーで司法博物館に向かって午後1時に現地でトロ氏と案内役の安藤弁護士と合流。その後、タクシーで松本支部に移動して午後3時頃から刑事の法廷傍聴だな。
ちょうどよく刑事裁判やってますかね。
うん、そこが心配で刑事部に連絡したら、まだ1月終わりは日程入ってないんだって。そこの鬼虎さん(似てるが仮名)ていう書記官が、名前と裏腹に大変穏やかで親切な人だったので、しつこく「取材で10人行くんです、行くんです、行くんです。」とサブリミナル効果付で頼み込んでおいたので、なんとかなるんじゃないかな。で、傍聴後は、近くにある弁護士会の松本支部相談センターを見物するんだが、このセンターの入っている「在住会館」って建物、普通の二階建の民家にしか見えないな…。
ホントですね。二階には法律事務所の看板が出てて、一階は車庫だけだ。どうやって相談するんだろ…。
ま、それはそれとして、その後は、なんと、温泉に移動して露天に入浴後宴会だーっ!
なんと! 最後にそんなお楽しみが待っていたとは。
それが意外なことに、松本支部からタクシーでたった10分のところに、浅間温泉があって、日帰り入浴と宴会大歓迎なんだって。松本の弁護士さんもさぞ利用していることだろうよ。
おー、そりゃいい。だんだん楽しみになって来ました。
だけど寒いから薄着しないように注意。大輔隊員にはアノラックで来て貰おう。

 

以上の次第で、次回探検の概要も決まり、日程を皆で合わせ、決行日は1月21日(木)となった。打ち合わせの内容を松本の安藤氏に連絡したところ、「民家風は前の会館で、最近皆でお金を出し合って立派な建物を建てたのだ。是非見て行って欲しい。」とのことであり、さらに「仲間に声かけて車出します。宴会の後も我々には運転代行があるから大丈夫。」とのことで、実に頼もしいのであった。

私は来るべき1月21日に向けて、練習のため近所の銭湯で寒中の露天風呂に入り(本当。が、天井に二畳程の穴が開いているだけであった。)、「よし、大丈夫だ。どんとこい松本。」と思いを馳せたのであった。

 

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